日記

学生のしょうもない記録

回顧録【セブンティーン夏休み編①】

今回は、僕の高校時代の話をしたいと思います。オチもなければ、有益な情報もありません。でも僕が今思い出してもにやついてしまうほど、ただただ楽しかったころのことをありのままにつづっていこうと思います。

 

注)以後、登場する人物は仮名である。

 

僕が思うに、17歳って最強の齢だと思うんです。1人の人間としてある程度の分別はついているが、かといってまだ大人といえるほど成熟はしていない。やんちゃがギリ許されるかどうか位の年齢。17歳はそんな感じの解釈でした、少なくとも僕たちは。

 

「先輩おつかれさまでーす」

「うぃー」

「明日、前半連な」

「だっるう」

 

これは、僕たちが2年生の頃の夏休みのころ。今年のメンバーは粒ぞろいで、10年に1度の代だと周りからは期待され、顧問も去年に比べ練習への熱量は半端ではなっかた。

 

「それにしても、まだ4日しかたってないのかよ~」

「これがあと6日か」

「俺もう無理かも」

 

学校前の坂を下りながら、うだうだうだうだと文句を吐き続ける僕たち。まあそれもしょうがありません。だって夏休みに入って10日間休みなしで毎日練習が入ってるんですもの。

まあこれが、部活が有名な私立の高校だったらこんな文句は言いません。でもごめんけど僕たちの学校、県内有数の公立進学校です。さすがにこの練習量は僕たちの学校でも、われらバスケ部のみ。そりゃーこんな文句くらい言います。

 

「クッソ広川(顧問)のやつおぼえてろ」

 

と、りんがいつものように大声で言います。ちなみに、りんは僕にひどいあだ名をつけてきたあいつです。ちなみに、こいつはスマホのアプリでウーパールーパー育てるやつあるじゃないですか、それでウーパールーパーの名前を広川にして2日間餌をあげずに広川を餓死させ、「広川はしんでしまいました、、」というスマホの表示を見てニマニマするくらい広川のことが嫌いでした。

 

「てか午前連が無理、起きれないわ」

「右に同じく~」

 

午前連とは、8時から12時の練習のこと。僕を含めた電車通学の5人は6時ごろに起きて家を7時には出発しなければならず、それが苦痛で仕方ない。

 

「午前連さえなければな~」

 

 

 

 

 

「なあおれいいことかんがえたわ、これなら7時半まで寝れる!」

 

続く。